【お困り解消】Amazon バリエーションが解体される理由とは?原因別に対処法を解説

【お困り解消】Amazon バリエーションが解体される理由とは?原因別に対処法を解説_Amazon専門コンサル運用代行のアグザルファ

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Amazonで商品を販売していると、

  • 突然バリエーションが解体されてしまった
  • 商品ページの表示順位が下がってしまった
  • どうやって再統合すればいいかわからない

このような経験をされたことはありませんか?

バリエーションは、Amazon内のSEOに大きく影響する重要な要素です。
ところが、予期せずバリエーションが解体されてしまうと、販売機会の損失や検索順位の低下が発生し、注文件数・売上の減少につながりかねません。

今回の記事では、バリエーションの解体が発生する主な要因と、具体的な解決方法について詳しく解説します。

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バリエーションが解体される主な原因

Amazonで商品を出品する際、サイズや色違いの商品を1つのページにまとめて表示できる「バリエーション(親子関係)」は、購入者にとっても出品者にとっても非常に便利な機能です。

アグザルファではAmazon専門のコンサルタントとして、これまで多くのバリエーションに関するトラブルをサポートしてきましたが、その中でもバリエーションの解体が発生する主な原因として、特に多いのが以下の3つのケースです。

原因①:バリエーションのルール違反
原因②:誤った商品情報の登録
原因③:ブランドエラー

一見すると複雑のように感じますが、原因を正確に把握し、適切に対応することで、バリエーションが解体されても解決できる可能性は十分にあります。

それでは、具体的な例を交えながら、それぞれの原因と解決策を詳しく見ていきましょう。

原因①:バリエーションのルール違反

バリエーション設定は便利ですが、「なんでもまとめていい」わけではなく、実はカテゴリーごとに細かなルールが定められています。

そのため、不適切な属性でバリエーションを組むことで、ルール違反によりバリエーションが解体される可能性があります。

出品カテゴリによって多少異なりますが、基本的にバリエーション組みは、

『共通の商品情報を持っている』
『購入者が1ページで比較検討し選べる』

といった商品同士である必要があります。

すべてのルールを網羅することは難しいですが、以下のように、OK例とNG例をセットで確認しておくと安心です!

OK例:

  • 同じTシャツの色違い(赤・青・黒)
  • 同じスニーカーのサイズ違い(23cm~27cm)
  • 同じ型番のモニターで画面サイズが違う(21.5インチと23インチ)
  • 同じブランドのバックパックで色違い

NG例:

  • バリエーションを組んだブランドが異なる。(例:A商品:アグザルファ、B商品:axalpha)
  • 別カテゴリの商品をバリエーションとして登録している。(例:Tシャツとジーンズなど)
  • 用途が異なるものをバリエーションとして登録している。(例:モニターとモニター用スタンド)

解決方法

前述のようなNG例でバリエーションを組んでしまい、解体された場合はOK例を参考に、適切なバリエーションを組み直す必要があります。

しかしながら、『同じカテゴリの商品』『用途が同じ商品』にもかかわらず、テクニカルサポートに確認を行うと、『登録いただいている商品タイプが異なるため、バリエーションが登録できません』との回答が届くケースがございます。

その場合、登録時の「Product Type(商品タイプ)」が本来と異なっていることで、バリエーションが弾かれている可能性があります。

カテゴリー別出品解析レポートで「Product Type(商品タイプ)」に不一致がないか確認していきましょう!

カテゴリー別出品解析レポートの確認方法については、以下ブログよりご参照ください。⬇︎

【超便利】Amazon「カテゴリー別出品解析レポート」活用術!情報管理・更新作業を効率化!

カテゴリー別出品解析レポートをご使用いただく場合は、以下手順にて内容をご確認いただくのがおすすめです。

「Product Type(商品タイプ)」確認手順

手順①:ダウンロードしたカテゴリー別出品解析レポートの2行目にフィルターをかける。

手順②:バリエーションの項目内にある、『親商品のSKU(商品管理番号)』から、対象となるSKUを絞り込む。

手順③:「Product Type(商品タイプ)」が一致しているか確認する。

以下の画像のように「Product Type(商品タイプ)」が一致していないと、別カテゴリと認識され、バリエーションが解体される原因となります。

「Product Type(商品タイプ)」が不一致の場合

「Product Type(商品タイプ)」が不一致の場合は以下の方法をお試しください。

方法①:在庫ファイルを用いて「Product Type(商品タイプ)」の変更する

→在庫ファイルにて下記の項目を入力し、アップロードします。

<入力項目>
・feed_product_type(商品タイプ)
・item_sku(出品者SKU)
・update_delete(レコードアクション)

商品タイプ等はシステムでロックされていることもあるため、確実に変更できるわけではございませんが、まずこの方法で試してみましょう!

方法②:「Product Type(商品タイプ)」の変更を行いたい旨をテクニカルサポートへ連絡する。

→方法①で解決しなかった場合には、テクニカルサポートに連絡してみましょう!
A商品とB商品のASINを提示し、どちらも同じ品番であるが、片方だけ別の「Product Type(商品タイプ)」になっていることを伝えると、スムーズです。

方法③:商品ページを作り直す。

→方法②を行っても変更が受理されない場合は、新しいSKUにて商品ページ(ASIN)を作り変えることをお勧めいたします。

<注意点>

  • すでに販売実績やレビューが付いているASINの場合も新しく商品ページを作り直した際は各種実績は引き継がれません。
  • FBAに納品している商品の場合、旧ページの在庫は引き継ぐことができませんので、一度在庫の返送手続きを行った上、新しいASINが紐づけされているFNSKUにて再納品いただく必要がございます。
  • JANコードでFBA納品されている場合はAmazonのデータがJANコードに紐づいている場合が多く、作り変えることができませんので、ご注意ください。
  • 再登録にはシステムエラー回避のため、削除後24時間経過してからの再登録がおススメです。

原因②:誤った商品情報の登録

画像や説明文がバリエーション間で一致しない場合、または同じバリエーション内でバリエーションテーマに関する情報が重複している場合、バリエーションが解体されることがあります。

具体例①:画像や説明文の不一致

赤いシャツの商品ページに青いシャツの画像を掲載している。
商品タイトルに誤った色やサイズが記載されている。

具体例②:同じバリエーション内でバリエーションテーマに関する情報が重複している

商品名などにおいても、バリエーション内でバリエーションテーマに関する情報が重複している場合にはバリエーションの解体対象となる場合があります。

【OKパターン】
A商品:商品名/ブラック、カラー/ブラック
B商品:商品名/ブラックゴールド、カラー/ブラックゴールド

【NGパターン】
A商品:商品名/ブラック、カラー/ブラック
B商品:商品名/ブラック、カラー/ブラックゴールド

※上記は商品情報として登録している「カラー」はそれぞれ別、商品名にて同一のカラー名を記載した事例となります。
※『サイズ・カラー』『パターンネーム・カラー』など、ダブルバリエーションを設定している場合は例外です。

解決方法

誤った商品情報の修正により解決するケースもありますが、根本的な問題を解消するには以下の手順が有効です。

  1. 現在の親SKUを削除
    誤った情報をそのままにせず、親SKUを削除してリセットします。
    ※再登録にはシステムエラー回避のため、削除後24時間経過してからの再登録がおススメです。
  2. 各商品の情報を正しい内容に更新
    色やサイズなどの情報を修正し、適切な商品情報に整えます。
  3. 新しい親SKUを作成し、バリエーションを再登録
    修正した商品情報を基に、新たに親SKUを作成してバリエーションを再構築します。

この方法を用いることで、正しい情報でバリエーションを再設定し、解体リスクを最小限に抑えることができます。

原因③ブランドエラー

上記2つの要因以外にも、バリエーションの解体要因として考えられるのが 「ブランドに起因する内部エラー」 です。

同じ登録ブランドで繰り返しバリエーションが崩れている場合、Amazon内部でそのブランドに何かしらのエラーが発生している可能性が考えられます。

「ブランドに起因する内部エラー」への対処は、出品者様がそのブランドの「オーナーであるか否か」によって主に2ケースに分かれます。

ケース①:ブランドオーナーである場合(Amazonブランド登録済)

Amazonでブランド登録をしており、ブランドオーナーとして認定されている場合は、Amazonのテクニカルサポートに「ブランドオーナー」 であること「バリエーションの修正が必要である」ということを伝えることで解消する場合があります。

一度テクニカルサポートに修正依頼を出しましょう。
※バリエーションポリシーに準じていることが前提となりますので、ポリシーに違反している場合にはブランドオーナーであっても修正していただけない場合もあります。

ケース②:ブランドオーナーでない場合(Amazonブランド登録なし)

この場合は、2つの選択肢があります。

選択肢1:商標取得が可能な場合

一番のおすすめは、商標申請後、Amazonブランド登録を完了し、ブランド所有権を明確にする方法です。

Amazonブランド登録を完了することでバリエーションエラーが解消されるケースがございます。

「ブランド登録」はブランドエラー解消の他にも様々なメリットがございますので、以下ブログも併せてご確認ください。⬇︎

【2022年最新版】Amazonブランド登録完了したら利用できる18特典を総まとめ

選択肢2:ブランド登録が難しい場合

ブランド登録が難しい場合は、正規代理店契約やライセンス証明を提出し、ブランドの正当性を証明することで解消する場合があります。

また、商品情報や画像、説明文においてブランド名を統一し、誤解を招かないようにしつつ、「②誤った商品情報の登録」の項で解説した解決方法と同様に、現在の親SKUを削除し、新しい親SKUを作成し、バリエーションを再登録することで解決するケースもございますのでお試しください。

その他バリエーション解体後の対処方法

再バリエーション化をリクエストを活用することで、解体されたバリエーションを再びバリエーション化することができる可能性があります。

以下の情報をまとめてAmazonテクニカルサポートに伝えましょう。

【必要情報】

  • 解体されたASIN
  • 再バリエーション化のために行った対応
  • 再バリエーション化を希望する理由

申請後はAmazon側での審査が行われ、問題がないと判断されれば再バリエーション化が完了します!

まとめ

Amazonでのバリエーション解体は、セラーにとって大きな課題となります。本記事では、バリエーションが解体される主な原因と、それに対する具体的な対策について詳しくご紹介しました。

主なバリエーション解体の要因

  1. バリエーションのルール違反
  2. 誤った商品情報の登録
  3. ブランドエラー

解決方法のポイント

  • バリエーションのルール違反:
    カテゴリー別出品解析レポートを活用し、カテゴリやブランド情報が適切に設定されているかを確認しましょう。
  • 誤った商品情報の登録:
    誤りを修正し、必要に応じて親SKUを削除して再登録することで、正しいバリエーションを再構築できます。
  • ブランドエラー:
    商標取得やAmazonブランド登録を進めることで、ブランドの正当性を証明し、エラーを解消できます。

追加の対処方法

  • Amazonテクニカルサポートへの問い合わせ:
    解体が誤りである場合、正当性を主張して再統合を依頼できます。
  • ASINの再バリエーション化:
    ASINの再バリエーション化をテクニカルサポートにリクエストして、バリエーションが解体された商品を再度バリエーション化できる可能性があります。

バリエーション解体に直面した場合でも、冷静に原因を特定し、適切な対策を講じることで、再度バリエーション組みを行うことが可能です。この記事を参考に、問題解決の一助としていただければ幸いです。

不明点がある場合や、さらに詳しいサポートが必要な場合は、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!

最後までお読みいただきありがとうございました

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